早稲田大学 筋生物学研究室

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募集情報

当研究室参加希望者へのメッセージ

 当研究室(ゼミ)に参加する学部生には,まず基本的な生理学,生化学,分子生物学の基礎をテキストからしっかり学んでもらいます.また,より専門的に,筋生物学に関する総説,専門書および,骨格筋可塑性制御の分子メカニズムに関する最先端の研究論文を読み解くことで,現在理解されていることを整理する作業を行います.この過程で,研究テーマを設定し,主に文献研究や簡単な実験を通じて,テーマに関する理論体系を構築することを目指すことで,「自然科学の研究とはどういうものか?」を実際に体験してもらうようにしています.同時に自分自身の研究に対する興味と適性を推しはかってもらい,研究の世界に挑戦する気持ちのある学生には大学院への進学を勧めています。
 学士課程における卒業研究には様々な切り口があり,ゼミにおける活動にも多様な価値観があると考えています.また,部活動やサークル活動を含めた課外活動やその他の社会活動を通じた経験や人間関係は学生諸君の今後の人生に大きな影響を与え,人間形成にとっても重要であると考えています.このため,当研究室では,学士課程において,「よく学び,よく遊ぶ」を奨励しています.学部生のゼミ見学は随時受け付けています.

 一方,当研究室では,大学院課程を「研究者を目指す最初のステップ」として位置づけています.大学院入学後は学部生と同様に,筋生物学に関する総説,専門書および最先端の研究論文を読み解くことで,現在理解されていることを整理し,この過程で研究室のプロジェクトに沿ったテーマ(あるいは自分で思いついたテーマ)を選んでもらい,本格的な研究生活をスタートさせることになります.当研究室で行っているような医学/生物学実験,とくにマウスの逆遺伝学を用いた研究では長時間の継続的な努力が不可欠で,日々の実験は試行錯誤の連続です.このため,毎日相当な時間を実験や知識の獲得に費やすことになります.これを楽しむためには,当研究室が扱っているテーマや生命現象に強い関心を持って研究生活をおくることが重要だと思います.また,世界に研究を展開していくためには,英語論文の読解,情報収集や作文・ディスカッション・プレゼンテーションなどの表現能力が不可欠ですので,当研究室の大学院生・ポスドクには継続的な努力を求めます.これらの過程において常に自分自身の研究に対する興味と適性を推しはかることも必要だと考えます.
 また大学院生やポスドク諸君には,できるだけ積極的に学会や研究会に参加して見聞・人脈を広げてもらうようサポートしたいと思っています.
 これらを通じて,当研究室の大学院生・ポスドク諸君が研究室から旅立つ時には,自らが研究テーマを設定し,主体的に実験を進め,データをまとめ,成果を発表し,論文を執筆し,研究費を獲得できる,自律的な研究者となるための素養を身につけられるよう指導することを心がけています.

大学院生

 我々の研究室は生理学,分子・細胞生物学,逆遺伝学的な手法を用いて,筋の可塑性や健康に対する運動の効用に関するメカニズムを解き明かす研究を行う研究室です.当研究室では,ともに研究する大学院生を継続的に求めています.出身学部やこれまでの経歴は問いません.生体内で起こっている様々な分子・細胞レベルの反応に強い興味と熱意を持ち,我々とともに研究することを希望する方はぜひ連絡してください.
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士課程・博士後期課程)
https://www.waseda.jp/fsps/gsps/applicants/admissions/

ポスドク

 日本学術振興会の特別研究員としての受け入れが可能です.希望者は個別に相談に応じます.申請前に時間に余裕を持ってご連絡ください.
受入れ実績:DC2(4名),PD(3名),RPD(1名),外国人PD(2名)

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